神田昌典著「非常識な成功法則」について
みなさんは、世の中で成功したいですか?
成功するには、学歴も、能力も、人脈も、資金も関係はありません。
誰でも、望むことは実現できるというシンプルな法則があるのです。
しかも、ありがたいことに、望むことを実現するために必要なものは、全て目の前にあるのです。
単純で簡単なことを実践した人だけが、次から次へと夢を実現していくことができるのです。
まず、目標は紙に書くと実現していきます。
成功するか、しないか、というのは、自分の夢、願望、目標を紙に書くか書かないか、それだけの違いでしかないのです。
ところが、そんなことはあり得ないと思って、誰もやりません。
だったら、とにかくやってみましょう(笑)
ただひたすら、紙に目標を書いていけばいいだけなのです。
私も以前、先輩コーチから同じようなアドバイスを受けました。
それ以来、とにかく何でもいいので、やりたいこと、したいことを思いつくたびに紙に書き続けています。
最初は、10個くらいしか書く事がなかったのですが、それでも少しずつ書き足していきました。
その結果、書き始めてから4か月ほどでやりたいこと、したいことが150個を突破しました。
そして、紙に書き始めてから数か月経って振り返ってみると、書いたものの中には、自分でも意識しない間に、いつの間にかいくつか達成してしまっているものがあることに気がつきました。
その時、私もこの方法は、簡単だけれど、なかなか侮れないなと感じました。(笑)
目標を実現する確率を高くするためには、目標設定をうまくやることが大切になります。
どういうことかというと、目標には「良い目標」と「悪い目標」があるからです。
では、間違って悪い目標を立ててしまわないためにはどうすればいいのでしょうか?
そのためには、まずは紙を1枚用意し、「やりたくないこと」を書き出すのです。
やりたいことを明確にするためには、「やりたくないこと」を明確にしなければなりません。
なぜなら、「やりたいこと」のなかには「やりたくないこと」が含まれていることがあるからです。
例えば、「テストでいい点数を取る」ということだけを目標にしたとします。
そのために行きたくない塾に行ったりすることもあるでしょう。
勉強優先となってしまい、友達と遊んだりする時間はほとんど取れなくなってしまうかもしれません。
その結果、友達や周りの人との会話がなくなっていきます。
本当は、ちゃんと勉強をして、親に文句を言われずに友達と気兼ねなく遊びたいだけなのです。
ですが、そう思ってやりはじめた勉強が、いつの間にか友達関係をバラバラにしてしまうこともあるのです。
人は繰り返しの言葉に弱い生き物です。
同じ言葉を短調に繰り返すと、軽い催眠状態になってしまうのです。
その結果、繰り返された言葉を信じ、その言葉どおりの行動を取るようになるのです。
つまり、自分はついてない、自分はついてないと言っている友達と一緒にいると、実際に、自分はついてないという記憶経路が急速に太くなってしまうのです。
その結果、あなたにとって、ついてない状況が現実のものとなってしまいます。
このように私たちは、繰り返し聞かされる言葉、自分で話している言葉によって、その言葉どおりの現実がつくられていくのです。
つまり、あなたがどんな人たちと付き合うかによって、あなたの住む世界が変わってしまうのです。
私たちは、「他人に自分の現実をコントロールされる」のではなく、「自分で自分の現実をコントロールする」ようにすることができます。
そのためには、自分にとって都合のいい言葉を繰り返し自分に言い聞かせればいいのです。
ポイントは繰り返すことです。
そこで、あなたの潜在意識をうまく使って、効果的にやる方法があります。
それは、目標を書いた紙を、あなたが夜寝る前にボヤーッと眺めることです。
できれば、朝起きた時にも、ぼやーっと眺めることをおすすめします。
この方法のコツは、時間をかけて考えてやるよりも、まずは簡単にできることを書いて、今すぐやってしまうことです。
実は、この方法は、すでに何世紀も前から使われている方法で、成功している人は、こっそり実行していることなのです。
もう一つのポイントは、「紙に書かれた目標を眺める」ことを習慣にしてしまうことです。
習慣にすることができるかできないかが、成功するかしないかの大きな違いになっていくのです。
紙に書かれた目標を眺めるのを習慣にしてしまうと、どういうことが起きるのでしょうか?
それは、ほとんど、無意識のうちに、目標を達成するためにはどうしたらいいかという質問を、あなたがあなた自身の心の中でするようになるのです。
・この目標に一歩でも近づくためには、いま、この瞬間、何をすればいいのか?
・この目標を実現するためには、いったい、何が必要だろうか?
答えを探そうと努力しなくても、ただ、心に質問してあげるだけでいいのです。
意外と簡単で楽とは思いませんか?(笑)
そして、今日一歩でも目標に近づけるためには、いったい、何をしなければならないのか?
それは、どんな小さなことでもいいから、行動できることを紙に書いていくことです。
目標に向けて、小さな始めの一歩を踏み出す。
これができれば、2歩目を踏み出すのはとても楽になります。
つまり、目標に向かって、始めの一歩を踏む回数を上げていけばいくほど、目標に向かって進む進み方が、どんどん加速されてスピードアップするのです。
私が先輩コーチからアドバイスされたことですが、1か月に1回は、何でもいいので、これまでやったことがないこと、新しいことをやってみることを勧められました。
例えば、今まで通ったことがない道を通ってみる。
今まで行ったことがないコンビニに行ってみる。
行ったことがないお店に入ってみる。
普段、食べない料理をあえて食べてみる。
あまり話したことがない人に挨拶をしてみる。
これぐらいの小さなこと、ちょっとしたことでもいいのです。
まずは実際に行動してみることが、とても大切なのです。
行動してみることで、思ってもいなかった発見があるかもしれません。
私は、コンビニの淹れたてコーヒーが好きです。
なので、コンビニ内にコーヒーを飲む場所として、イートインコーナーがあるかないという情報はとても大事な情報になります。(笑)
そういう私にとっては、行ったことがないコンビニをのぞいてみるだけでも、イートインコーナーがあるのかないのかという情報を得ることができるのです。
そのようなことは、私以外の人から見れば取るに足らない小さなことかもしれませんが、私にとっては十分な収穫になるのです。(笑)
目標を達成するには、頭で考えるだけでは達成できません。
実際に何か目標に向けた行動をすることが必要になります。
「これができたらいいな」と考えることと、「これができたらいいなということに向かって行動する」ことの間には、とても大きなギャップがあるのです。
必要なのは、実践することです。
本を読んで、学んだことを実行に移せる人は、10人に1人と言われています。
つまり、それだけ行動する人は、その目標を実現する確率が飛躍的に高まるということなのです。
あなたの今の状況を、いったいあなた以外に誰が変えられるというのでしょうか?
そうです。
あなたです。
あなたがやるしかないのです。
このことに気がつくことを「自覚」と言うそうです。
あなたにも、自由で、楽しく、幸せになることを目指す選択肢を考えて欲しいのです。
人間が何かを決める場合には、それを推し進めようとする立場と、それを止めようとする立場が必ず生まれます。
つまり、心は振り子のような状態になるのです。
心が振り子のような状態になることを自分で分かっていれば、落ち込んだ時でも心配することはありません。
どのようにすれば、行き詰まりを打開することができるかを考えることができるからです。
何を行動すればいいかは、頭に浮かんだイメージから自然と出てきます。
そして、重要なことは、どんな小さなステップでもいいから、その行動に向かって、第一歩を踏み出すということです。