浅見帆帆子著「あなたは絶対!運がいい」について

あなたは自分が望むような人生を生きていますか?

 

だれでも、自分の人生を望みどおりの方向にもっていくことができます。

私たちは肉体を持って現実の世界に住んでいますが、それとは別に「意識」の世界というのがあるのです。

楽しい人生にするか、つまらない人生にするかは、すべて自分の「意識」が引き起こしています。

みなさんが聞いたことがあるプラス思考というは

「たとえいやなことが起こっても、違う角度からいい面を見てみれば、気が楽になるよ。乗り越えられるよ」

という考え方ではないでしょうか?

ですが、「本当のプラス思考」というのは、

「まわりの事柄に関係なく、積極的に、自分の心の中をプラスの意識(プラスのパワー)でいっぱいにする」ということなのです。

そして、この「プラスのパワー」をつくって、それがあふれるぐらいにたくさんになると、自分のまわりにあるマイナスの問題や悩みをやっつけてくれるのです。

 

この、一見関係がなさそうなプラスのパワーを信じることができるかどうかが決め手になってきます。

それでは、どうやってプラスのパワーを作り出せばいいのでしょうか?

それは、自分の心を喜ばせることをすることです。

例えば

・日常生活の小さなことにイライラしたり、文句を言ったりしない

・いつも笑顔で過ごす

・家族や友人、身近な人と円満に過ごす

・まわりの人に寛大になる、思いやる、親切にする

・その時、目の前にあることに全力を尽くす

・自分の行いを振り返る

・言葉遣いに気をつける、礼儀正しくする

・身の回りをきれいにする

・人の悪口を言うのは止める

特別なことをしなくても、身近なところで小さなことから始めていけば、それがプラスのパワーをつくっていくのです。

 

理想を実現させるのに効果的な方法は、よい結果を声に出したり、文字にして書いてみることです。

私も、思いついたやりたいこと、したいことを紙にどんどん書いていき、それを毎日見るようにしています。

自分の好きなブランドの服を買いたい、ホンダのオデッセイに乗りたい、好きなだけ本を買って読みたい、美味しいベーグルを食べたい、あきたこまちのお米を食べたい、など思いつく限り小さなことから大きなことまで書いています。

今では、やりたいことが100を超えてしまいました。(笑)

それだけあれば、中には達成できていないものもあります。

ですが、不思議なもので、しばらく経ってから振り返って見ると、いくつか意外と達成してしまっているものがあること、リストに書いていることに向かって行動していることに気がつきました。

自分では、そんなに意識をしているつもりはなかったのですが、知らず知らずのうちにやってしまっていたという感じです。

なかなか、この方法は侮れません。(笑)

 

「なんだか分からにけど、うまくいきそうな気がしてきた」というのは、自分の気持ちの問題なので、「うまくいきそう→うまくいく」という「型」ができあがっていきます。

明るく楽しい言葉を発すれば、心が明るくなり、プラスのパワーが増えていくということです。

だから、良い結果を口にするのと同時に、自分にとって好ましくない言葉は口にしないように注意することが大事になります。

本来、言葉や人の心というのは、人体に影響を与えることができるぐらいの影響力を持っています。

言葉には、自分にそうと思い込ませるだけでなく、物事をその方向に向かわせる力があるのです。

人から言われた言葉も同じで、よいことを言われた時は、それを否定することなく、ありがたく受け入れてしまえばいいのです。

 

では、今、あなたのレベルはどのくらいのところにあるのでしょうか?

簡単にチェックする方法として、交通機関や日常生活の中で出会う人々です。

バスの運転手がニコニコ笑いかけてきたら、自分の心の状態がいい証拠です。

タクシーに乗ったら運転手がものすごく横柄な態度で腹が立った、これは自分が横柄な態度をしているか、自分の心にマイナス要素を持っているからです。

物事を穏やかにプラス思考で見ることができるときは、レベルが高い時ということになります。

レベルを上げると、同じハプニングが起こっても気にならないようになり、イライラすることが減っていくのです。

小さなイライラが身のまわりで起こる時は、自分のレベルが下がっている証拠です。

類は友を呼ぶという言葉があります。同じような者が集まるという意味です。

目に見えないレベルが似ているということです。

趣味は全く違うけれど、なんだか話が合うという人は、自分と同じ精神レベルの人なのです。

相手のいやなところが目についてしまうということは、自分の中にも同じところがあるからなのです。

 

自分のレベルが上がると、それに見合う新しい、今までより上のレベルの人と付き合えるようになるのです。

自分より上のレベルの人というのは

・尊敬できると思える人

・すごいと思える人

・こういうふうになりたいと思える人

・成功していると思える人

・理想の生活をしている人

・目標をかなえるのに力を貸してくれそうな人

・一緒にいるといい気分になれる人

・一緒にいるとやる気のわく人

・一緒にいたいと思う人

・会った後に穏やかな気分になる人

・これからもずっと仲良くしたいと思う人

このような人たちは、きっと、自分よりすべての面で優れた生活をしていると思います。

明るい人と一緒にいると明るい気分になるように、レベルの高い人と一緒にいれば、自分もそのレベルに引っ張り上げられるのです。

自分のレベルが上がると、今までより高いレベルの人たちと知り合うこともできるようになります。

 

私も半年間のコーチンセミナーに参加したことがありますが、そこで知り合った人達は、みなさんそれぞれ、先ほどの条件を備えている人ばかりでした。

とても居心地がよく、プラスの相乗効果が働いている中で、自分が学んで成長できていることを実感することができました。

 

また、嫌なことが起こった時というのは、自分のレベルを上げるチャンスでもあります。

そして、そのトラブルをクリアーするのも、それほど大変なことではないのです。

自分のできる範囲で、その時対処できることをやってしまえば、あとはもう何も考えないことです。

その後は、まわりに明るい気持ちで楽しく暮らしていればいいのです。

 

ところで、みなさんは、パッと心に浮かぶ「直感」を感じたことはありますか?

レベルが上がると、「直感」が冴えてきて、便利な情報がどんどんやってくるようになります。

そして、直感は思いついたその時にやるのが、一番効果的です。

ふと浮かんだその時がタイミングであり、「直感」であり、「情報」なのです。

そうはいっても、直感を信じて行動することは不安ですよね。

なぜ不安なのかというと、何も根拠がないからです。

ですが、本当は「なんだかこうしてみたい」ということに理由はいらないのです。

直感は自分に必要だから思いつくことだと100パーセント信じていればいいのです。

なぜかというと、自分の心が自分に都合の悪いことを思いつくわけはないので、思いついたことを疑わず、素直に単純に従った方がいいということなのです。

 

私も「何か気になる」と思ってお店に入ると、たまたまセールをやっていて、欲しかった品を安く手に入れることができたことがあります。

このように直感に従って動いてみると、思いがけないいいことがあったりします。

仮に何もなくても、損はしません。

行動したことで情報は増えますし、仮にいいことがあれば、ますます自分の直感に自信が持てるようになります。

 

直感は自分に必要な情報です。

ですから、迷ったら直感と本音に従って動いてみればいいのです。

自分の本音に忠実に、楽しいことをやるようにすれば、意識しなくても自然とレベルを上げる行いに結びついています。

そして「絶対うまくいく」と信じることです。