苫米地英人著「洗脳護身術」について

日本という国で生まれて生活していること、学校に通ったり、会社で働いていることなど、自分では、常識、当たり前と思っていることでも、そこでは何らかの洗脳を受けており、自分ではそのことに気がついていないし、また、普通、自分で気がつくことはできないと思います。

 

世界を見ると、違う文化や環境や生活習慣、宗教、言語、人種のなど、「違い」があるからこそ洗脳の仕掛け合いが起きているのかなと思います。

 

その一方で、生きていること自体からして、何らかからの洗脳を逃れることは難しいし、逆に、自分が意図せず知らない間に、誰かに洗脳の影響を及ぼしていることを考えると無意識で人は全て繋がっているという考えもわかるような気がします。

 

脳の機能や体の生理機能を理解したり、そのことをきちんと踏まえて体や心を鍛えることで相手に洗脳を仕掛けることも、逆に第三者からの洗脳から身を護ることもできます。

 

ただし、それは言葉で言うと簡単ですが、洗脳や脱洗脳を現実世界で行うとなると、よほどの専門知識、経験が必要になるし、苫米地さんクラスの方の指導を受けてやらないと、自分自身の身に危険が及ぶ可能性も高いので、極めてタフかつデリケートなテーマだと思います。

 

自分も気功を習い、気功師なので、気功という世界を通じて、洗脳の方法論を学べていたり体験できていたことは良かったと思いました。