イケダハヤト著「武器としての書く技術」について
みなさんは、普段、何か文章を書いていますか?
著者は、月に40万文字も書き続けてきたそうです。
そうして書かれたブログが、月に70万回閲覧されているとのこと。
プロブロガーとして活躍する著者が
・どうやれば人の目を引く文章を書けるか
・どうやれば面白い文章が書けるか
・どうやれば書くことをお金に換えられるか
・どうやれば書くことで人生を変えられるか
について書いてくれています。
私は、2018年7月からブログを始めました。
最初は、ブログを始める方法すら分かりませんでした。
ですが、ネットで調べてなんとかブログを始めることができました。
私が書いているのは、読書ブログです。
どういうものかというと、自分が読んで良かったと思う本のおもしろさや魅力について書いています。
また、読書で人生が豊かになることも伝えたいと思っています。
読んだ本の内容は、なるべくしっかり理解して書くようにしています。
とはいうものの、たとえ同じ本を読んだとしても、どこで感動するか、どこで学びを得るかは読む人によって違ってきます。
つまり、書かれている文章をどう解釈するかは、人によって様々だったりするわけです。
なので、本の内容紹介については、あまり細かくなりすぎないようにしています。
あくまで、自分がどのように理解して、どのように感じたかに意味があると思うのです。
私が著者を知ったのは、著者のブログではなく書かれた本を読んだのがきっかけでした。
そのとき感じたのは、「とても文章が読みやすい」ということでした。
1冊分の本を書くとなると、1つのテーマについて内容も分量も多くなります。
ここまで分かりやすく、なおかつ読みやすく文章を書く著者は、どのように文章を考えて書いているのだろう?
という素朴な疑問や好奇心も湧きました。
本書の中では、色々な文章を書く技術が紹介されています。
どれも分かりやすく、参考になるものばかりです。
ですが、私が一番注目したのは、技術的なことより
「本音を誠実に語ろう」
という部分でした。
SNSをされている人なら、次のようなことで悩んだことがあると思うのです。
・こんなこと書いたら嫌われないだろうか
・バカにされるのではないだろうか
・ちゃんと分かってくれるだろうか
・誰かを傷つけてしまうのではないか
・悪く言われるのではないだろうか
・自分の考えを知られるのが恥ずかしい
こういった気持ちや感情は、みなさんも経験したことはないでしょうか?
私もフェイスブックを始めた頃、著者が言うような悩みがありました。
最初は何も知らないことをいいことに、本音をそのままどんどん投稿していました。
ですが、あるときフェイスブックグループの仲間から
「文書のやり取りとはいっても、距離感がとても大切ですよ」
と教えていただくことがありました。
フェイスブックのように、相手や周りの人の表情が直接見えていなくても、直接人と会うときと同じような感覚や距離感が大切だということが分かりました。
本音を書くことはいいのですが、それと同時に相手への伝え方や距離感も大事だということを学ぶことができました。
これも、実際に自分の考えや意見を発信したからこそ、周りの人から教えてもらうことができたわけです。
おかでげ、ちょっとずつですが文章を投稿することにも慣れていきました。
著者も、炎上を気にせず軽く文章を公開するまでには、そう簡単にはいかなかったそうです。
著者は、本心を語らないのは、自分に対しても他人に対しても不誠実だといいます。
むしろ、自分の言いたいことをしまいこみ、他人に気に入られようと媚びへつらうことの方が恥ずかしいことだというのです。
さらに著者は
「こんな意見を書いたらバカにされるのではないか」
などと、おじけづくことはないといいます。
なぜなら、初心者なりの意見や疑問点には、それ自体に大きな価値があるというのです。
著者は、大学の講義で先生に初歩的な質問をする学生に助けられた体験談を紹介しています。
初歩的な質問の重要性は、インターネットの世界でも価値があるというのです。
初心者や素人にとっては、すごく勇気づけられる言葉ではないでしょうか。
素朴な疑問や意見でも、それ自体がネタになることを考えれば、文章を書くのも気が楽になりませんか?
そういった素朴な疑問や意見を発見できれば、そのことを自分で楽しんで喜べるようになります。
そして、せっかく見つけた素朴な疑問や意見について、さらに踏み込んで調べたり考えたりして、自分なりの答えを出す作業をしてみるのもいいと思います。
こうして、疑問とそれに対する答えをセットにして情報発信をすれば、さらに多くの人にとって役に立つ情報へと進化させることができます。
その業界にどっぷりつかってしまい、盲点になって見えなくなっていることって意外とありませんか?
コーチングでいうところの、スコトーマというものです。
盲点は、自分で気がつくことができません。
他人に言ってもらって、初めて気がつけるものだからです。
そのことを、私はコーチングスクールに通い、コーチングを学んでいく中で学ぶことができました。
インターネットにどっぷりつかっている著者は、まだまだネット上には情報が不足しているといいます。
今の時代、むしろ情報が溢れすぎていて困るという話はよく聞きますよね。
ですが、意外とネットで調べても答えが見つからないことはよくあるそうです。
なので、みなさんが積極的に自分の持っている知識や経験をブログに書いていくことで、多くの人を助けることができるようになるわけです。
私もブログの始め方や、読書ブログのやり方、ネットビジネスのやり方など、素人の方が書かれたブログを参考に見させてもらいました。
そして、それぞれのブログに書かれていたことはどれも参考になりました。
おかげで私もブログも始めることができました。
ブログを書いてくれた方々のおかげで、私は助けられたのです。
みなさんも、何でもいいので、ご自身の体験をブログに書かれてみてはいかがでしょうか?
それはいずれ、どこかで誰かの役に立ち、人助けになるかもしれないのです。